3/8が国際女性デーとのことで、最近「ジェンダーギャップ解消!」「女性管理職比率を増やそう!」みたいな記事をよく見かけます。
そうした未来を目指すこと自体は、とてもいいことだと私は思っています。
が。
女性リーダーを増やそう、という研修・会議の類はいつも「女性だけ」集めてやるの、なんで??
ダイバーシティなんちゃら研修とか、女性リーダーなんちゃら交流会とかって、
女性社員だけ集まって、役員の講話とか、グループディスカッションとかやるんですよ。
「女性管理職なんてムリだよね。そこまで登りつめるなんて、超絶優秀じゃないとだめじゃん。今そのポジションに居て子どもいる人ほぼいないしさ。」
って思ってる若手〜中堅女性社員の前に、お洒落なスーツを召した女性役員が登壇して、
「女性管理職はスーパーウーマンじゃなくていいの。いろんなリーダー像があっていいのよ。私は子どもが2人いて、昇格を打診されたときは迷ったわ。でも、周りには必ず助けてくれる人がいるから、失敗を恐れずチャレンジしてみて!」
みたいなことを言ってチアアップする。
、、、( ˘ω˘ )
確かに、言ってることはごもっともだし、現にバリバリ活躍されている方のお話を聞くのは有意義だし、なんかモチベーションもアガる。
ただ、最近すごく思うのは、「それウチらに言う〜??」ってこと。
個人的には、登壇してる役員にその足で旦那の会社に行ってもらい、
「あんたらが残業ばっかして全然帰ってこないから、奥さんに家事・育児負担が行くでしょ。そしたら奥さんが"仕事をセーブしよう"と考えてもおかしくないよね?それじゃ女性管理職なんて増えっこないんですよ。はよ帰ってくださいね。」と説いてもらうか、
弊社のエラいおじさんたちにむかって、
「あなたたちが延々と働いてるから後輩たちドン引きしてるじゃない。これじゃあ女性どころか男性だって管理職なんかなりたくありませんよ。」
とか言ってもらえたら、
ブラボーーー!!!
ってなる。
今よりも女性リーダーを増やそうってんなら、
①男性も女性も早く帰って同じくらい家事育児に勤しむ
②男性も女性もバリバリ働き、家事育児は外注する
③夫が専業主夫になり、女性がバリバリ働く
④結婚しない、結婚しても子どもを作らずに女性がバリバリ働く
ことが必要で、
今までは④が多かったと思うし、仕事だけするなら④でいいと思う。
でも、仕事だけでなく子育てもしたいと思う人もいるわけで、かつ母数を増やすならそういう女性たちにもリーダーになってもらいたいわけで、
それなら(③だと嬉しいけど、少なくとも)①を男性に覚悟してもらう=男性の長時間労働を前提とする働き方を変えるべき!だと私は思うし、
②の外注コストを下げるような支援制度の拡充などもひとつの助けにはなると思う。
けど、そういうのもなしに、研修で「(男性と同じくゴリゴリの長時間労働だけど、)子どもがいてもだいじょーぶ!こわくない。レッツチャレンジ!」とだけ言われてもぜんぜん嬉しくないっす、って話です。
「いやいやナミさん、女性社員向けの研修は『同じ境遇の女性社員と話せてよかった』『似たような悩みを抱えてることがわかった』って声もあるんで無駄ではないんです」とも言われそうですが、
そんなの、ググれば「ワーママのブログ」なんて大量に出てくるんだからそっち読めばいいんでない?
わざわざ時間かけて"グループディスカッション"とかやる意味あるのかね、、
ということで、女性活躍うんぬんの話は女性だけ集めて議論しててもしょうがないと思うよ〜って話でした。
逆に男性社員からみて「これはぜひとも女性に啓蒙すべき!」みたいなことってあるのかな?
では( ˘ω˘ )スヤ